野菜生活
カゴメの人気商品「野菜生活100」の紙パックジュースには、吸い口の部分に果物のイラストが描かれている。ストローを差し込むだけの小さな面積にわざわざ果物を配置するこのデザインには、実は多くの意図が込められていると感じた。
まず、ユーザー体験の面から考えると、吸い口に果物のイラストがあることで、「ここから飲む=果物を味わう」という直感的な理解が促される。特に子供や高齢者など、視覚的に製品を認識する層にとって、アイコン的な絵柄は重要なナビゲーションとなる。
また、果物の断面などの図像が使われることで、「フレッシュ」「ジューシー」といった印象が視覚的に補強され、飲用前から味や香りを想起させる効果もある。これは、実際に飲む前の期待感を高めるブランディングの一環として機能している。
さらに、紙パックの天面は普段あまり目にされない面だが、そこにも視覚的なアクセントを加えることで、360度どこから見ても「野菜生活」らしさを保つ工夫となっている。限られたスペースを無駄にせず、全体の統一感を演出する日本らしい丁寧なパッケージデザインだと言える。
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